ヴィヴ編 Stage2 シティ・スカイリンク

1. 決闘

  • 前編: ヴィヴはバウティスタにレースを挑むが、まずジェイを倒せという。

  • 後編: ヴィヴはジェイを倒すが、バウティスタはタイムアタックという新たな条件を課す。

追いつけなかったら、今すぐあきらめて帰ることだね

原文

Bautista: Looks like we have some visitors.

Bautista: I hope you came prepared...

Bautista: Here on the highway, it's all about top speed, so if you can't keep up you might as well go home now.

現行訳

バウティスタ: 訪問者か。

バウティスタ: 準備はできているといいが。

バウティスタ: このハイウェイでは、速さが大事。だから、追いつけなかったら、今すぐあきらめて帰ることだね。

試訳

バウティスタ: ふん、来訪者のようだな。

バウティスタ: 備えのある奴だろうか...

バウティスタ: このハイウェイではトップスピードが全てだ。追いつけなければ、すぐ家に帰るがいいだろう。

バウティスタはシティコースのヌシのような存在で、試訳でもほとんどの場面で王者、もしくは荒くれ者のような口調がセットされているのですが、ここだけかわいい感じになっていました。

"all about top speed" を「速さが大事」にするのも、レースゲームとしてはあまり賛成できないですね。


2. タイムアタック

  • 前編: ヴィヴはジェイからバウティスタの人となりを聞かされる。

  • 後編: ヴィヴは改めてバウティスタに勝負を突きつける(3レース目前編と同じ)。

十分速かったし、むしろ壁の方がずっと怖そう

原文

Ada: This track is a lot faster than the last one, Viv. Don't you find it intimidating?

Viv: Nah! If you go fast enough, the walls are more afraid of you, than you are of them...

Viv: You've just got to grit your teeth and go for it.

Ada: That's not exactly reassuring, Viv... But I'll do my best.

現行訳

エイダ: ヴィヴ、このコースは前のよりずっと速いんだよ。恐くないの?

ヴィヴ: 全然!十分速かったし、むしろ壁の方がずっと怖そう...

ヴィヴ: ただ歯を食いしばって頑張るしかない。

エイダ: ヴィヴを安心させるわけじゃない...けど、ベストを尽くす。

試訳

エイダ: このコースは前回よりずっと速いよね、ヴィヴ。怖くなったりしないの?

ヴィヴ: 全然! 十分に速く走っていれば、ドライバーが壁を怖がるよりも、壁のほうがドライバーを怖がっちゃうの...

ヴィヴ: だから、ただ歯を食いしばって頑張っていくしかないんだよ。

エイダ: それって、安心させるにはちょっと違う話じゃないかな...でも、私も頑張るね。

明らかに短縮のしすぎでしょう。原文を読まないと、ジョークかどうかすら分からなくないですか?

If~more~thanを素直に繋げても良さそうなところですが、このゲームでは "more A than B" を逆に読んで誤訳している例が他に何ヶ所かあるので、そういうものかもしれません。

3. レース

  • 前編: ヴィヴは改めてバウティスタに勝負を突きつける。

  • 後編: バウティスタはヴィヴの執念に感服する。

特になし。

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